日記・備考録
Diary/Memorandum

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2015/08/01〜

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2015/07/31

準天頂衛星システム, 種子島にアンテナが設置されました (2015年7月), 2015年7月30日

実用準天向けの追管アンテナなんだけど写真を見ると12m級かなあ。これにレドーム被せるわけだ。「みちびき」用に比較してずいぶん大きくなっているのは、色々とサービスが増えているから?

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2015/07/29

とりあえず、本日で今年のサマースクール担当分は完。最近英語全然使っていないので英語変だったけどまあ勘弁。流石に暑くて、屋外の実習は大変だった様だ。暑い中、サポート頂いたスタッフに改めて感謝。

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2015/07/25

NASASpaceFlight.com, Chinese Long March 3B launched dual Beidou mission, July 25, 2015

2015/07/25 12:28 UTC、BeiDou M1-SおよびM2-S衛星、中国西昌 (Xichang) 宇宙センタからLong-March 3Bロケットで打ち上げ成功。Phase IIIとしては今年3/30のBeiDou-3 I1衛星に続いて2機、3機目。型番やロンチャからするとMEO衛星の模様。デュアルロンチは2012/09/19のBeiDou-M5、M6衛星に続いて約3年ぶり。

補足: SpaceFlight 101によると、BeiDou-3はMEO×27+GEO×5+IGSO×3の全35衛星構成で、2020年までに全衛星が打ち上げられる計画。今後、Long March 5ロケットによる4機の同時打上も予定されている。MEO衛星の軌道は軌道傾斜角55度、高度24,126kmで、3軌道面それぞれに9機の衛星が配置される。なお、今回打ち上げられた衛星の軌道については公式発表はされていない。(7/26追記)

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2015/07/19

準天頂衛星システム パフォーマンススタンダード (PS-QZSS) 及びユーザインタフェース仕様書 (IS-QZSS)

サブメータ級測位補強サービス/災害・危機管理通報サービス編のドラフトが公開されている。IS-QZSSの改訂履歴を見ると、途中で設計が大幅変更されていることが分かる。最新版では (多分SBAS互換の) MT1 (PRNマスク), MT2,3 (高速補正), MT25 (長期補正), MT26 (電離層補正) が削除され、(SBAS非互換の) MT40, 41, 47, 48, 49, 51が追加になった。細かい内容を見てみると、メッセージ構成はMT40, 41(軌道時刻予報)、MT43, 44(災危通報)、MT47(監視局情報)、MT48(PRNマスク)、MT49(IOD)、MT50(DGPS補正)、MT51(衛星ヘルス) となっている。DGPS補正は、古くから使われているいわゆるPRC方式であり、DGPS局の疑似距離補正量を放送する。ユーザは自位置に近い局のPRCを使って受信した疑似距離を補正する。局コードとしては今のところ日本の局しかアサインされていないので、日本域以外でのサービスは想定されていない様だ。ただ、PRNマスクとしてはGPS、QZSS以外にGLONASS、Galileo、BeiDouが定義されているので、これら衛星のPRCも送られる可能性がある。ちょっと見ると利用目的が良く分からないMT41だが、L1SAIF+のTTFF高速化メッセージが無くなっているので、TTFF高速化目的と推定される。ただユーザアルゴリズムが規定されていないので使い方は不明。というかこれ以上は書けないので、興味をお持ちの方は直接問い合わせを。

補足: QSUS会員だと先日の説明会の資料がここからダウンロードできる。資料によると「L1Sの仕様検討経緯について」として変更理由が説明されている。簡単に紹介すると、仕様変更は (1) 測位方式の最適化 (南方域を含む精度要求達成)、(2) メッセージ配信の最適化 (軌道時刻予報追加、L1Sb (SBAS) と重複する補強情報の削除)、(3) 拡張性の向上 (海外展開用メッセージスロット増大、Multi-GNSSへの拡張)、が目的とのこと。MT40, 41は「軌道時刻予報(LTE)」「QZSおよびGPSの長寿命(7日間有効) のエフェメリス」で「GPS/QZS衛星の全エフェメリス情報の送信所要時間は約3分」とのこと。衛星測位サービスユーザインタフェース仕様書 (IS-QZSS-PNT-001) ドラフトには内容TBDながらまだ「長寿命エフェメリス」の節があるのだが、これとの関係は不明。
ということで、LTEの詳細とL1Sb SBASの言及がされたのは公式資料としては初めてのはず。実は衛星配信LTEは結構面白い応用が考えられるので、アイデアがある方は今のうちに。(20:15追記)

再補足: そういえばもう3年近く前にこんなことを書いてました。今読み返すと感慨深いものがある。(7/19追記)

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2015/07/16

NASASpaceFlight.com, ULA Atlas V successfully launches with GPS IIF-10, July 15, 2015

2015/07/15 15:36 UTC、GPS IIF-10衛星、米ケープカナベラル空軍基地よりAtlas Vロケットで打ち上げ成功。衛星番号はSVN72/PRN08。軌道位置はplane C slot 3。Block IIF衛星としては10機目で、Block IIF衛星の残り2機は今年10月と来年初めの打上が予定されている。その次はBlock IIIA初号機で打上は2017/1Qの見込み。

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2015/07/14

SpaceFlightNow, Preview: New GPS navigation satellite heads into space this week, July 12, 2015

GPS Block IIF 10号機は明日打上の予定。11, 12号機は今年10月及び来年1月の打上が予定されている。IIF衛星の製造は全部で12機なので、順調ならその次はBlock IIIとなる。また、現在運用中のGPS衛星のうちBlock IIA衛星は既に3機となっており (参照) 来年1月のIIF打上で全衛星がBlock IIR以降に置き換わる。IIAは時計安定度や衛星姿勢の点でPPPに使いにくい衛星だったので、ようやく無くなるのかという感じ。といっても、まだIIRが12機あるのでP(Y)の廃止は10年以上先になる模様。

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2015/07/01

10年位サブモニタとして使っているDellの20" ディスプレイが死んだのでU2715Hを購入。4Kはまだ不都合が多そうなのでパス。直販より安かったのでAmazonで。軽くて小さくて画面綺麗なので文句はないのだが、やっぱりアナログRGB端子欲しい気も。

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うるう秒挿入。

RTKNAVIにu-blox M8T×2 (GPS+GLO, GPS+BDS)、NovAtel OEM6、JAVAD Deltaを繋いで動作試験。u-blox, NovAtelに関しては問題は発生しなかったが、JAVADでは30分間測位が出来ない問題が発生した。エラー内容を見るとpoint pos error (chi-square error ...) とあるので、GLONASSエフェメリスのデコードか計算に問題が発生した可能性が高い。7/1 00:30:25 GPSTに自動的に復旧したので、新しいGLONASSエフェメリス受信で回復したものと思われる。詳細はこれから調査予定。あと、RTKLIBのRTCM3デコーダもデータにGLONASSが含まれている場合、うるう秒挿入で問題が発生する様だ。これはRTCM3の観測データ時系がGLONASSの場合だけUTCに準拠しているためではないか。これも詳細は調査予定。

これらは、事前に試験できればよいのだけど、試験用に模擬的に入力データを生成するのは手間がかかりすぎるし、網羅性にも限界があるので、それほど現実的ではない。ということで今回の様な機会を使って実データで試験をするしかない。うるう秒廃止は早くても2022年らしいので、まだ2〜3回はうるう秒挿入の機会が発生しそうで、放っておくわけにもいかない。まあ放っておいてその時だけシステム止めるという解がない訳ではない。

補足: RTCM3デコーダの件は勘違いの様だ。2015/7/1うるう秒対応以前のバージョンで動作させていた可能性が高い。(10:25追記)

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〜2015/06/30


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