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RIA Novosti, Russia launches last Glonass-M satellite of 2011, November 28, 2011
2011/11/28 08:25 UTC 1機のGLONASS-M衛星、カザフスタン バイコヌール宇宙基地からソユーズロケットで打ち上げ成功。現在運用中のGLONASS衛星は23機。11/4に打ち上げられた3機の衛星 (プレーン1) は程無く運用に入り24機 FOC体制が確立すると思われるので、今回打ち上げられた衛星はスペアに回るのではないかと見られる。以前の報道によると今年中にあと1機GLONASS-K衛星の打ち上げが予定されている。
補足: CANSPACEの情報によると打ち上げられた衛星はプレーン3に投入された模様。IACの情報 によると試験中のGLONASS-Kとメンテ中の衛星を除いても、これでプレーン1に2機、プレーン2に1機、プレーン3に1機のスペアが位置することになる。同一プレーン内なら衛星の移動は容易だから、もしある衛星が故障しても短期にスペアを移動させて復旧することができる。ということで、GLONASSはほぼ完全に実運用体制が整ったということである。ただ、まだエフェメリス精度がGPSに比較して少し落ちる様で、受信機が対応していたとしても完全に対等にGPSとGLONASSを統合して利用できるわけではない。いずれにしても本格的な複数GNSS時代が到来したという感じである。(11:07追記)
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asahi.com, 日本版GPS, 首相が後押し 将来は7機体制, 予算確保, 2011年11月26日
> 野田政権が、日本版の全地球測位システム(GPS)づくりに本格的に乗り出した。「宇宙開発」にこだわ
> りを持つ野田佳彦首相の後押しで、予算を確保。いまは米国製を使っているが、精度が上がることで活用の幅
> も広がりそうだ。
> 日本版GPSの構想は、「準天頂衛星」と呼ばれる複数の測位衛星でつくられる。米国製と異なり、日本列
> 島のほぼ真上にとどまる軌道を回るため、地形や高層ビルの影響を受けにくくなる。そのため、いまの約10
> メートルから、1メートル以内の誤差で位置の特定が可能になる。ドライバーを道案内するカーナビゲーショ
> ンやスマートフォン上の地図機能、災害時に救助が必要な被災者の位置を特定するといった活用が期待される。
> すでに1号機の「みちびき」が菅政権時代の昨年9月に打ち上げられ、1年間にわたり技術実証を進めてい
> る。構想では2010年代後半に4機に増やし、将来は7機体制に拡充。これで、24時間独自にカバーでき
> るようになる。
とのこと。
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L.Agrotis, [IGS-RTWG-22] Minutes of Teleconference, June 27, 2011
L.Agrotis, [IGS-RTWG-49] Minutes of Telecon held on
5 October, October 16, 2011
IGS-RTWGのテレコン議事録を貼っておく。RTCMやRINEXの新しい規格の審議状況について貴重な情報が得られる。
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D.Laurichesse, The CNES Real-time PPP with undifferenced integer ambiguity resolution demonstrator, ION GNSS 2011, September 19-23, 2011, Portland, Oregon, US
ION GNSS 2011のPPP-WIZARD論文。評価にRTKLIB使ってくれている様。DenisからはRTKLIBでPPP-AR実装してね、と要望を受けていて、次のバージョン (2.4.2) では入る予定。でも今は別件の実装で手いっぱいで、2.4.2のリリースは来年春以降にずれこんでしまいそう。
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PPP-RTK & Open Standards Symposium and Workshop, March 12-13, 2012, Frankfurt am Main, Germany
BKGが主催するPPP-RTKシンポジウムの案内。とりあえず貼っておく。多分これ行く必要あるだろうと思うけど年度末の忙しい時期だなあ。
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www.beidou.gov.cn, Report on the development of BeiDou (COMPASS) navigation satellite system (V1.0), August 2011
Compass ICD やっと出たか、と思ったら内容の乏しいただの報告書でした。PDFで配布してほしいのだけど。
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Congressional Budget Office, The Global Positioning System for Military Users: Current Modernization Plans and Alternatives, October 2011
米議会予算局がまとめたGPS軍用利用の近代化計画に関するレポート。オプションとして軍用受信機機能拡張の代わりにBlock IIIB, IIIC衛星のキャンセルを提案している。Appendixにある軍用GPS受信機の現状が興味深い。
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L.Heng et al., Innovation: Digging into GPS Integrity, GPS World, November 1, 2011
GPSのephemeris異常について、過去10年分4億件の航法メッセージを使って調べている。労作。結論として、2004年以降はephemeris異常は10件/年以下となっており、RAIMで同時最大異常衛星数を1機と仮定しているのは妥当であるとしている。
(これは異常にカウントされていないのだが) IGS BRDC (combined) ephemerisに異常データが多いのが気になる。これは実際に使っていて実感しているところで、たぶんIGSのephemeris combinationプログラムのQCが甘いのが原因だと思う。特にPRN番号を間違って (たとえばPRN25のephemerisをPRN31で) 出力する異常データが目につく。従って現状のIGS BRDC ephemerisを使って大量の解析を行うためには、実用的には利用者側で何らかのスクリーニングが必要である。
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NASA Spaceflight.com, Russian Proton-M launched three Glonass-M GPS satellites, November 4, 2011
2011/11/4 12:52 UTC 3機のGLONASS-M衛星, カザフスタン バイコヌール宇宙基地からProton-Mロケットで打ち上げ成功。なお、10/2に打ち上げられたGLONASS-M衛星は既に運用開始しており、現在運用中のGLONASS衛星は23機である。
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WWW.beidou.go.cn, 日本挙行工星号航系統研討会, 2011-11-02
先日のGPS/GNSSシンポの記事。(多分) 安田先生のインタビューをGoogle翻訳に通してみる。
> 天Mingshengを、彼の準天頂衛星は時間の将来の発展を紹介する国際協力、中国と米国、ロシア、日本、欧州および世界の他
> の主要国のための2つの主要なメカニズムが存在する衛星測位のための現在の国際システムは、ICG(国際連合、全地球的航法
> 衛星システムの国際委員会)に関与していること、もう一つはAOR
- WS(アジア太平洋地域ワーキンググループ)が率いる日
> 本は、、これで参加者は主にアジア諸国です。 安田、地域協力のシステムをリードする組織によって、その国の大統領は、多
> くの欠点がある、彼は、より有利な環境を作成するためのより多くの国々を与えるためにICGワーキンググループの委員会
> にAOR - WSへの統合を望んでいる衛星測位システムの開発の共通の目的を達成するために各国の取り組みの統合。 中国の北
> 斗衛星ナビゲーションシステムの安田も会長高い期待と評価を与えるために、彼は中国側との交換とのコミュニケーションを
> 強化し、共同でアジアの衛星ナビゲーションの開発を促進する意思であると述べた。
なんかよく分らないのだけど、大事なことを話している様な気がする。
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T.Takasu, Development of a real-time multi-GNSS precise
orbit and clock determination system, 3rd Asia Oceania Regional Workshop on GNSS,
November 2-3, 2011, Phoenix Island Hotel,
Jeju, Korea
T.Takasu, QZSS demonstration: RTKLIB, 3rd Asia Oceania Regional Workshop on GNSS,
November 2-3, 2011, Phoenix Island Hotel,
Jeju, Korea
MGA WSの発表資料up。RTKLIBのデモでは多数の方のご協力を頂きました。ここに感謝します。
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MGA WS@Jeju島。
資料は最近当然の様に前日ホテルで、と思ったけど昨夜は飲みすぎたので、朝早く起きて作った。最近発表練習など皆無なのだけど良くないなあ。
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いつのまにか11月だあ。結局Comapss ICDは10月中には出なかった様で。
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