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英国ニューキャッスルなう。相変わらず酷い英語だなあと自分でも思いながらとりあえず発表終了。 受けたかどうかよく分からなかったけど、後から色々な方に声をかけて頂いたのでまあ少しは伝わるものがあったのではないかと思う。
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T.Takasu, Real-time PPP with RTKLIB and IGS real-time satellite orbit and clock, IGS WS 2010
これはバックアップ兼用。さて、これから英国。火山が噴火しないことを祈ってます。
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JAXA, 準天頂衛星初号機「みちびき」の打ち上げ延期について, 平成22年6月23日
既に新聞等で報道されているように8/2に予定されていたQZSS初号機の打ち上げが延期になった。衛星に搭載されているリアクションホイール回転支持部の潤滑剤に不純物が含まれている可能性があるとのことで、ホイールの部品交換を行うことになった様だ。既に衛星は種子島の射場に輸送されているので、部品交換や交換後試験が本当に射場で行えるのかどうかが対応の日程を左右することになる。良く知られているようにロケット打ち上げに関する漁業協定により夏は7月下旬から9月までしか打ち上げが行えないので、9月末に間に合わなければ、次の打ち上げのチャンスは来年1〜2月となる。部品交換後どこまで再試験を行うかに依存するがかなりの試験は射場では行えないはずなので、9月末に間に合わせるのは相当に厳しいのではないかと予想する。
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やっとRealtime-PPPがちゃんと動くようになった。以下受信機はNovAetel OEMV-3GのKinematic PPP結果、GPS/GLONASS軌道/時計はBroadcast+IGS-Realtime Satellite Orbit and Clock Corrections (www.igs-ip.net:2101/CLK11)。 補正メッセージはRTCM 3 MT 1059, 1060, 1065, 1066のSSR (規格はドラフトでどうもIGSのサーバにもまだバグが残っている様)。
IGSリアルタイム軌道・時計は、IGUやIGRにに比較してクロック補外・補間誤差の問題はないが、10 cm前後の時定数の長い誤差が載っている感じである。あとGLONASSはデータ欠落が多いのと少し品質に問題が残っている様だ (多分これは推定に使っている基準局配置の問題)。
なおRTKLIB 2.4.0には概ねフルスペックの後処理PPPも入ります。ただし電離層はL3線形結合のみで電離層推定機能は入りません。また長基線RTK用のIGU自動ダウンロード機能、RTKPLOTのリアルタイム対応や出力ファイルの定時スワップ機能も追加されます。内部を相当いじったのでかなりのAPIは変更になります。まだちょっとバギーなので、多分リリースはIGS
WS 2010から帰ってからになると思います。さて発表資料作らなくちゃ。
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NASA News, NASA Demonstrates Tsunami Prediction System, June 14, 2010
NASA JPLのGDGPSシステムを使ったリアルタイム津波予測システム。2月のチリ地震津波の予測が上手く行ったとのこと。(津波ではないが)
チリ地震時のサンチアゴのGPS点変動 (振幅: 垂直 50 cm, 水平: 60 cm位) は綺麗に検出できているようだ。
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T.Takasu et al., Development of Real-time PPP Client for Precise Satellite Orbit and Clock
Corrections via NTRIP, Internatinal Symposium on GPS/GNSS 2010 abstract sumbission
10月末のIS-GPS/GNSSシンポ (台北) の申し込みだけした。9月-11月にかけて色々と立て込んでいるので間に合わなければキャンセルするかもしれない。
今月末のIGS WS発表に向けた作業が現状ドツボにはまっているので、頼まれごとをされている件についてはすいませんがもう少しお待ちください。
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JAXA, H-IIAロケット18号機による準天頂衛星初号機「みちびき」の打ち上げについて, 平成22年6月9日
QZSS初号機の打ち上げは2010/8/2 22:54-23:54 JST (13:54-14:54 UTC) 予定とのこと。
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IGS Workshop and Veertical Rates Symposium, June 28-July 2, 2010, Newcastle upon Tyne
英国ニューキャッスルで開催されるIGS WS 2010で発表することになった。なんか周りは凄い顔ぶれである。でも肝心のRTKLIB 2.4.0がまだちゃんと動いてないんだよなあ。あと3週間。
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www.beidou.gov.cn, June 2, 2010 (Google翻訳)
2010/06/02 15:53 UTC, Compass-G3衛星, 中国西昌宇宙センタから長征3号ロケットで打ち上げ成功。Compassは今後2012年までにアジア太平洋地域の測位サービスを開始し、2020年までに全世界にサービス域を拡大する予定。
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Engish.news.cn, China to launch forth orbiter for global satellite navigation network, May 31, 2010
もしかすると既に上がっているのかもしれないが、中国がCompass衛星 4号機をこの2-3日中に長征3号で打ち上げるとのこと。Compass衛星についてはWikiPediaが詳しい。2007/4にMEO、2009/4と2010/1にGEO衛星が既に上がっているが、2009/4打ち上げのGEO衛星は軌道がドリフトしており制御不能になっているのではないかと推測されている。
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iPadが来たので、思い立って定番の自炊環境、Fujitsu ScanSnap S1500とPLUS PK-513Lを購入。計約\72,000也。
とりあえず古い技術資料やプロシーディングをスキャンしてみた。大体1,000頁で3H位。思ったより手間はかからないけど、スキャンしている間は他の仕事ができる訳でもない。例えば、厚い本はまずカッターで分解する必要があるし、スキャナーには一度に原稿が100頁位しか載せられないので付きっきりで原稿の入れ替えも必要。背表紙を裁断する時に接着剤が少しでも残っていると確実にジャムるので、事前の原稿チェックも欠かせない。効率よくやっても1,000頁で2Hはかかるだろう。従って、例えば本棚幅1m分100,000頁の文書をPDF化するのに200Hはかかることになる。まずは自分でちまちまとやる予定だが、本気で多量の文書をPDF化するためには専任のアルバイトを雇った方が良いだろう。
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