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NASASpaceFlight.com, Russia deploys another GLONASS-M spacecraft via Soyuz 2-1B launch, May 29, 2016
2016/05/29 08:44 UTC, GLONASS-M衛星 (Kosmos 2516, GLONASS-M No.53), ロシア プレセツク宇宙基地からSoyuz 2-1Bロケットで打ち上げ。今年に入ってからは2/16のGLONASS衛星打ち上げ以来2機目。次の打ち上げは未定。
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NASASpaceFlight.com, Soyuz ST-B launches Galileo towards FOC milestone, May 23, 2016
2016/05/24 08:48 UTC, Galileo FOC-10, 11衛星 (13, 14号機), フランス領ギアナ クールー宇宙基地より, Soyuz ST-Bロケットで打ち上げ成功。これで軌道上のGalileo衛星はIOV×4機、FOC×10機の合計14機 (予定軌道投入に失敗したFOC-1, 2号機を含む)。次は秋で、Ariane-5による4機同時打ち上げが予定されている。
補足: SpaceFlightNowの記事によると秋の4機の打ち上げはAriane-5ESで、こんな風に載せるらしい。フェアリング径は5.4mみたいだけどホントに4機も入るのかな。(23:05追記)
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IGS Workshop 2016, February 8-12, 1016, Sydney, NSW, Australla
今年2月にシドニーで開催されたIGS WS 2016のプレゼンビデオと発表資料。ポスターも。
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H.Munekane et al., Mechanisms of step-like tilt changes and very long period seismic signals during the 2000 Miyakejima eruption: Insights from kinematic GPS, JGR Solid Earth, 2016
2000年の三宅島噴火に伴う地殻変動イベントをキネマティックGPSを使って解析している。解析には、基線解用にRTKLIB 2.4.2、PPP用にGIPSY 6.3を使っている。地理院 宗包さんからは、論文と一緒に丁寧なお礼のメールを頂いた。ありがとうございました。
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辻 他, 隣接周波数帯電波のGNSS観測への影響, 日本地球惑星科学連合2016年大会 予稿
日本では今まであまり報告されていなかった携帯電波によるGNSS信号干渉。携帯LTE電波の帯域に1.5GHz帯が含まれており、電子基準点で影響がかなり出ている様だ。LTE帯域。問題になるのはバンド11 (上り1427.9-1447.9, 下り1475.9-1495.9MHz) とバンド21 (上り1447.9-1462.9, 下り1495.9-1510.9MHz)。バンド24 (上り1626.5-1660.5, 下り1525-1559MHz) は日本では使われていないが、過去米国でLightSquared-GPS干渉として大きな問題となっている。LTE帯域のバンド11はKDDI, バンド21はNTTドコモが使っており、KDDIは2012/11/2から、NTTドコモは2012/11/16からサービス開始している。
GPS, QZSS, GalileoのL1は中心周波数1575.42 MHz, L1P(Y)のメインローブ帯域幅が約20MHz。GLONASS L1が1598.0625-1605.375MHz、BeiDou B1が1561.098 MHzなので、最近のGNSSアンテナや受信機のRFフロントエンドはこれら周波数電波を広帯域で通過できる様に設計されている。ただ、送信電力と距離、アンテナ・受信機のフィルタ特性にも依存するが、GNSS周波数はバンド21の上限とは40MHzは離れているので、AGCが飽和する程ではなくC/N0が若干悪化する程度の影響で済むのではないか。対策としては、アンテナ・受信機間にフィルタを入れる、基地局方向にシールドを追加する等が考えられる。根本対策はNTTドコモと交渉して基地局移設してもらうことか。まずは現地にスペアナ持って行ってスペクトラム測るところから。ただ、対策が必要な電子基準点は多分何十箇所もある訳で、処置は相当に大変そうである。
補足: 影響の出ている電子基準点は「マルチGNSSに対応した同一機種の受信機及びチョークリング・アンテナ」とある。地理院のデータ提供サイトで検索してみると、Trimble NetR9とチョークリング (TRM59800.80) の様。アンテナと受信機のデータシート見てみるとOmniSTARに標準対応している。OmniSTARの使用周波数はAntcomのカタログ見るとL帯1542.5±17.5MHzらしい。すなわち、LTEバンド21上限との差 (ガードバンド幅) は14MHzしかない訳で、基地局近傍では干渉を起こしてもおかしくはなさそうではある。電子基準点ではOmniSTAR受ける必要ない訳でアンテナLNAをより狭帯域なものに置き換えるか、アンテナ-受信機間にフィルタ入れれば良さそうである。(8:54追記)
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QSS, 国土を見守り続ける「電子基準点」大解剖 [前篇], 2016年5月13日
QSS, 国土を見守り続ける「電子基準点」大解剖 [後篇], 2016年5月14日
現在、電子基準点の受信機はTrimble NetR9, JAVAD Delta-G3T及びTopcon Net-G3/G3A。最新の受信機更新は昨年9月の入札でJAVADが取った模様。多分CH数の少ない旧機種のTopconは今後全部置き換える計画ではないかと思う。
参考: 辻 他, 電子基準点のGNSS対応, 国土地理院時報, 2013 No.124
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Tersus PRECIS-L1L2続き。
(8) 2016/02/29 F/Wバグの可能性があるためボードを返送してくれとの回答。
(9) 2016/03/15 ボードをEMSで発送。
(10) 2016/05/04 音沙汰ないので督促。
(11) 2016/05/04 明日発送予定との回答。
(12) 2016/05/06 F/W改修済みのボード到着。
DHLで送ってきたので消費税と納税手数料計\1, 780も取られた。これ修理品だから申請すれば消費税戻ってくるんだよね。今、手元に2周波アンテナが無いので動作確認は後回し。督促しないと1カ月以上放っておく様な所とは、多分二度と取引しない。
補足: なんか、修理品の再輸入時に消費税減免受けるために、こちらから送る前に事前に税関で申請をしておかなければダメみたいだなあ。外国から直接物買うのはそういうリスクもあるということ。まあ勉強にはなった。(5/13追記)
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NDTV, IRNSS Launch: PM Modi Names New Navigation System As 'NAVIC', April 29, 2016
"IRNSS"改め"NAVIC"。
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QSS, 早稲田大が、GNSSで姿勢を検出するUAV実験を開始, 2016年5月7日
鈴木君である。これ前に見せて貰ったのだけど、Teunissenの所のConstrained LAMBDAを頑張って実装したと言っていた様な。
補足: 多分、RTKLIB使ってくれていると思うのだけど、素のRTKLIBは姿勢計として使うには性能面で不満なので色々と改造しているのではないかと思う。可能なら、改造コードをgithubで公開してくれれば、参考になる方が多いのではないかと思う。(5/9追記)
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