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NASA SpaceFlight.com, Japan launches H-IIA with QZS-IR satellite, October 25, 2021
2021/10/26 02:19 UTC, QZS-1R衛星 (準天頂衛星初号機後継機), 種子島宇宙センターからH-2Aロケット44号機で打ち上げ。準天頂衛星システム (QZSS) としては5機目の衛星で、2010年9月11日に打ち上げられ、運用期間が設計寿命の10年を既に過ぎている、QZS-1衛星 (準天頂衛星初号機) の置き換えを目的としている。衛星仕様はQZS-2, 4衛星とほぼ同じであるが、測位信号、L帯アンテナに若干の変更が加えられている (参照)。また衛星測位サービスのSIS-URE仕様も改善されている (参照)。次の準天頂衛星の打ち上げは、5〜7号機で、2022〜2023年度に計画されている (参照)。
補足: 打ち上げ成功の模様 (参照)。打ち上げ中継動画 (参照、リフトオフは34:27)。(13:30追記)
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PocketSDRを、プロトも入れて計7〜8式 自作リフローで実装して、少しはコツが分かってきたのでメモ。
(1) ハンダペーストは使う直前まで冷蔵庫で保管する。温度が上がると柔らかくなって形が崩れてブリッジしやすくなる。
(2) QFNのプリッジを完全に防ぐのは困難。後から直す前提でパターン設計時に周辺チップと間隔を空ける。そうしないとブリッジ直すために周辺チップもはずす必要がある。ブリッジはハンダが多すぎるのが原因なので、パッドを一回り小さくした方が良いかも。
(3) ブリッジ修正はフラックスたらして、少し大容量のコテをすっとあてれば大体直る。コテ先選定は重要。今はこれ使っている。
(4) リフローの場合、チップ部品は載せるだけなので、1608でも1005でも手間は変わらない。1005の方が部品間隔を開けられるので色々と有利。ただ、1005の手付はかなり難しい。手付前提なら1608が無難。
(5) 部品を載せる順序は重要。原則は、LSI/IC→有極性チップ→無極性チップ→その他。基板外側の部品は触って動かしてしまうことがあるので、なるべく後で。Eagleの場合、基板図面で、同一部品を全部選択して、ハイライトしておくと位置確認が楽。
(6) フラックス掃除に綿棒使うと繊維が残り易い。今は小さく丸めたキムワイプをピンセットでつまんで無水アルコールに浸して拭いている。
補足: 調べると工業用綿棒 (参照) というのがあるのね。今度使ってみよう。(10/29追記)
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https://github.com/tomojitakasu/PocketSDR
公開した。
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何台目かは知らないが例のブツも来た。USB経由で何でも設定できるのだけど、やっぱり有線LANが欲しい気も。3Dプリンタでケース作るかな。
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4式出来た。全部最新基板 (ver.2.1)、TCXOは24.000 MHzに入れ替え。
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Pocket SDR、右からver. 1.3、ver. 1.4、ver. 2.0、ver. 2.1。ver. 1.3と1.4は、MAX2771を回収するためにこれから解体予定。
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某記事用に、少し前に手元のRTK受信機の写真取ったので。全部の機種が分かった人はマニア (?) と言っていいと思う。
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基板入れ替えるためにOSQZSSさんから返送されたドータボード版の旧バージョン (ver.1.3) (参照) もあったのでこれも確認。これはTCXOが25.000MHzなので、設定をサクッと変更。[CH1] F_LO=1569.078MHz, Fs=25.000MHz (I), F_FILT=6.3MHz, BW_FILT=2.5MHz (3rd), [CH2] F_O=1278.750MHz, Fs=25.000MHz (IQ), F_FILT=0MHz, BW_FILT=8.7MHz (3rd)。やはりver.1.4に比較しても、ノイジーな感じ。これはRFシールドカバーを実装していない影響もあるかも。
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Pocket SDR用のコンフィグツールとダンプツールが大体動くようになったので、サンプルデータの品質確認。[CH1] F_LO=1571.328MHz, Fs=16.368MHz (I), F_FILT=4.1MHz, BW_FILT=2.5MHz (3rd), [CH2] F_LO=1278.750MHz, Fs=16.368MHz (IQ), F_FILT=0MHz, BW_FILT=8.7MHz (3rd)。左がCH1 (L1)、右がCH2 (L6)。上は一体型 (ver. 2.0)、下はドータボード版 (ver. 1.4)。
ドータボード版はL1中心あたりに結構大きなスプリアスが入っている。またL6は両者とも若干DC成分が載っているのと、+2MHzあたりにスプリアスが入っている。次のバージョン (ver.2.1) の基板で改善するかどうか。なお、PSDプロットはmatplotlib.pyplot.psd (参照) をそのまま使っている。ついでなので、Pythonでの8bit符号付整数バイナリファイルの読み込み。Numpyのfromfile (参照) を使うのが簡単。これを見つけるのに結構時間がかかった。
# read digital IF data ---------------------------------------------------------- def read_data(file, IQ, fs, toff, tint): off = int(fs * 1e6 * toff) cnt = int(fs * 1e6 * tint) if IQ == 1: # I data = np.fromfile(file, dtype=np.int8, offset=off, count=cnt) else: # IQ raw = np.fromfile(file, dtype=np.int8, offset=off * 2, count=cnt * 2) data = np.array(raw[0::2] + raw[1::2] * 1j, dtype='complex64') return data
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Ardusimple, simpleRTK3B Pro
ArdusimpleからSeptentrio mosaic-X5ベースの小型RTK受信機ボードが発売。価格は499ユーロ (\65,457、送料、税含まず)。mosaic-Hベースのベクタアンテナ受信機 (参照) も。受信機コレクタとしては ...
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GPS World, Geoscience Australia launches open-source GNSS corrections software, September 28, 2021
GA (Geoscience Australia) がオープンソースの測位衛星用POD (高精度軌道決定) およびPPPソフトウェアGinanをリリース。GitHub リポジトリ (参照)。 現状はまだαバージョン (v1.2-alpha)。対応システムはGPS, GLONASS, Galileo, BeiDou、およびQZSS。開発環境はC++, Fortran, BLAS/LAPACK, Cmake, YAML, Boost, Eigen3, netCDF4, Python3。実行環境はLinuxまたはMacOS。何故かソースツリーにsrc/cpp/rtklibが含まれている。中身を見ると、一部はRTKLIBのソースをそのままC++に移植したものの様だが、ざっと見た限りライセンスにRTKLIBに関する記述はない。一応、RTKLIBのライセンスはBSD 2-clause (参照) なので、最低限ライセンス記載を追加して欲しい。ソフトウェアとしてはかなり大規模なもので使いこなすのはなかなか大変そうだが、POD用のソフトウェアパッケージがオープンソースとして公開される例はほとんどないはずなので貴重だと思う。
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メモ。PC上でのPocket SDR用ホストAP開発環境の構築。WSL2ではUSBデバイスが使えないらしい (参照) のでMinGW。今ならMSYS2からMinGWを使うのが普通らしい。
(1) MSYS2 (参照) のインストール。インストーラ (msys2-x86_64-2021xxxx.exe)
をダウンロードして、実行。インストール先はデフォルトのC:\msys64。Windowsメニュー
MSYS2 64bit - MSYS MinGW 64bitを実行して、MSYS2コンソールを表示。
(2) 基本開発環境の導入。パッケージマネージャはpacman
(参照)。
$ pacman -S base-devel gcc vim
(3) libusb-1.0のインストール (参照)。
$ pacman -S mingw-w64-x86_64-libusb
(4) これでmakefile中で以下を指定することによりlibusb-1.0とAPがリンク出来るようになる。
CFLAGS = ... -I/mingw64/include
LDLIBS = ... -L/mingw64/lib -llibusb-1.0
(5) EZ-USB FX2LP用にCyUSBドライバを導入済みの場合、Windowsデバイスマネージャーで「ユニバーサルシリアルバスコントローラー
- Cypress FX2LP Sample Device」を右クリック、「デバイスのアンインストール」選択。「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除」をチェックして「アンインストール」押下。EZ-USBデバイスを差し直すと、「ほかのデバイス
- (!) EZ-USB」が見える。
(5) libusb用汎用USBドライバのインストール。zadig
(参照) をダウンロードして直接実行。デバイス「EZ-USB」選択、ドライバとしてWinUSB
(v6.1.7600.16385) (参照) を選択、「Install Driver」を選択して押下。インストールが終わるとデバイスマネージャーの「ユニバーサルシリアルバスデバイス」下に「EZ-USB」が現れる。どうもWinUSB以外のドライバでは正常動作しない様だ。
(6) 以上でWindows APからlibusb-1.0経由で
EZ-USBデバイス (VID=0x0484, PID=0x1004) を操作出来るようになる。
(7) CypressのEZ-USB開発環境に戻るためには、デバイスマネージャで「EZ-USB」を右クリック、「ドライバーの更新」を選択し、「コンピュータを参照してドライバーを検索」でCypressのドライバ保存場所を指定して、CyUSBドライバを入れ直せばよい。
補足: 何故、VSやCyUSBドライバを使わないかの理由は簡単で、APがLinuxやラズパイでも動く様にしたいから。ラズパイ4でもリアルタイムSDRはCPU処理負荷的に厳しいと思うが、どれくらい動くかは今後評価してみたい。(17:00追記)
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ということで、Pocket SDRプロト1、とりあえず完成。基板は2本程ジャンパー済。
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一体型Pocket SDRのEZ-USBが動かない理由が判明。Reserved PINを繋いでいなかったせいだった。マニュアルを隅から隅まで読むと、GNDに落とせって書いてあった。
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2021/8/30〜10/2 GPSTのQZS-1 (J01, PRN193) 航法データ Af0 (衛星クロックバイアス) の変動。
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CQ出版, トラ技フォトコンテスト「あなたの街の電子基準点」実施のご案内, 2021年09月30日
トラ技2022年1月号は、CLAS、MADOCA、ネットワークRTKの特集とのこと。
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EZ-USBまだ動かないけどPocket SDRのケース設計した。フロント、バックパネルはDMMの3Dプリントで注文した。熱収縮チューブでもよい気がするが、ケースのシールド効果がどれくらいあるか確かめたいというところもあって。Fusion 360久しぶりに使ったけど、使い方完全に忘れてた。
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TECH+, GPSの課題を解決すべく、独自の測位衛星システムを築くXona SpaceSystems !, 2021/09/28
Xona Space Systemsのウェブサイト (参照)。小型衛星コンステによる衛星測位システムが、技術的に成立するとして、事業として成立するかは疑問。なにせ、今は無料で使える測位衛星が常に50機は見えてる訳だから。この記事 (参照) にあるようにGNSSの脆弱性は誇張されていると思ってるし。また、技術的に成立するかも微妙。高精度軌道・クロック決定は既存GNSSに依存するのだろうけど、そうすると既存GNSSからの独立性もなくなる。まあ、試験衛星だけで実用化はされないだろう、と予測しておく。
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一体型のEZ-USBが正常動作しない。実装不良も考えられたので、確認のためEZ-USB FX2LPだけ実装した基板も製作。同様に正常動作しないので、回路設計の問題か、F/Wの問題か?なにせ、Lチカも動かないので、SPI経由でのMAX2771レジスタ書き込みもできない。一応ピン配列とかは一通りチェックしたのだけど。ドーターボードのF/Wは正常に動いているので、仕方ないのでぼちぼちとホスト側ユーティリティを整備中。当面の目標はQZSS L1C/A/L6DE + Galileo E1BC/E6B対応。Galileo HAS ICDが出る頃には何とか。
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