2023/03/01〜

....................................................................................................................................

2023/02/28

読売新聞, 日本版GPS衛星「みちびき」、サービス拡大に向け民間実証事業を政府が全額財政支援, 2023/2/27

「米ＧＰＳに頼らず、みちびき単独で誤差６センチ以内の位置情報を提供することも目指している」とあるけど、前 (参照) にも書いたけどこれは記者の誤解では。現行技術の延長では達成は困難に思える。まあ「目指す」だけなら可能か。

-------------------------------------

CQ出版発売のmosaic-CLASカード (右、参照、左はF9P+D9Cカード)。かなり迷ったけどポチってしまった。

ラズパイ用HATだけど、単体のUSB接続で、Web UIもシリアルI/F (2CH) も普通に使える。QZSS L6は生データで擬似距離や搬送波位相が出力されるが、同時1衛星しか追尾できない。これはちょっと残念。ちょっと使った範囲ではF9P+D9Cとは誤差の出方がずいぶんと違う。今後もう少しちゃんと比較評価をするつもり。

補足: 追尾信号はGPS L1C/A, L2P(Y), GLONASS L1C/A, L2C/A, Galileo E1, E5b, QZSS L1C/A, L2C, L6D or L6E, BeiDou B1I, B3I, SBAS L1C/A。L5帯信号、GPS/QZSS L1C、Galileo E6、BeiDou B2I, B1C, B2a, B2bはサポートしていない (F/W 4.12.1)。RFフロントエンド帯域の制限でL5帯信号は無理でも、Galileo E6やBeiDou B2I, B1C, B2bは今後のF/W更新で対応してほしい。あとメッセージNo. 4069 (272バイト) が出力されているが、これがQZSRawL6メッセージではないかと推測される。 (14:30追記)

QZSRawL6のフォーマットはmosac-CLAS F/W reference (参照) p.262参照。(14:40追記)

....................................................................................................................................

2023/02/04

IS-QZSS-L6-005, Quasi-Zenith Satellite System Interface Specification Centimeter Level Augmentation Service, September 21, 2022

これは問い合わせがあって確認したのだけど、Table 3.2.2-1 Code2 End of Shift Register State - End of week (*2) の "3062067" は間違いで、"2577342" が正しいはず。まあ、L6ロングコードを使うことはもうないし、Pocket SDRでも実装してないので、今まで気づかなかった。

補足: 一応「みちびき（準天頂衛星システム）」Webサイトの「お問い合わせ」から、確認の問い合わせを送った。(18:56追記)

再補足: みちびき（準天頂衛星システム）問い合わせ事務局の回答抜粋。(2/7追記)

> ... ご指摘の通り、該当の記載"3062067"は誤記であり、"2577342"が正しい記載となります。...
> なお、すでに準天頂衛星システムのウェブページにてご案内の通り、初号機については既に信号送信を停止してます。
> IS-QZSS-L6におけるL61関連の記述に関しても、次版にて廃止予定としております。
> 該当箇所の受信機・SDR等における実装についても、必要ございません。...

....................................................................................................................................

2023/02/02

K. Kawate et al., MADOCA: Japanese precise orbit and clock determination tool for GNSS (in press), Advances in Space Research, 2023

MADOCAの論文がASRに通ったと連絡頂きました。まだin pressだけど。おめでとうございます。

....................................................................................................................................

〜2023/01/31